しん動物病院は、大阪市の動物病院です。

院長学会出席のため

３月２２（日）を休診とさせていただきます。

ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解ご協力の程よろしくお願い致します。

みなさん、こんにちは(*^_^*)

２月に入り、少しづつ寒さもやわらいできましたね。

春が待ち遠しい季節です。

本日ご紹介するのは、MIX猫の「ムサシくん」です♪

1才８ヶ月の男の子です♪

とっても人懐っこく、かわいらしいんです(>_<)

ムサシ君の病気は「門脈体循環シャント」という名前です。

門脈体循環シャントとは、肝臓に流入するはずの門脈血流が肝臓を迂回して全身循環に流れ込む血管奇形の病気です。

門脈は、消化管から吸収した栄養分や腸で発生した有害物質を肝臓に運ぶための血管です。

門脈血中には肝臓や全身に必要な栄養分や全身に悪影響（神経症状）を及ぼす有害物質（アンモニア）が非常に多く含まれています。

そのため発育不良や神経症状（食後のふらつき・元気がない）などがみられることがあります。

むさし君は血液検査で高アンモニアが認められ、他院にてCT検査を行った結果、この病気だったことがわかりました。

当院にてシャント血管を結紮する手術を行いました。

術後３日間は絶対安静にしなければなりません。

興奮すると痙攣発作などの神経症状が現れる場合があるためです。

しかしムサシ君はというと・・・

ダシテー！！

 手術翌日からとっても元気！！(笑)

スタッフの姿を見かけるたびにかまってほしそうに鳴いていました♪

夜はごはんもしっかりと完食してくれ問題なく過ごしてくれました。

退院前日

スタッフと遊ぶムサシ君

術後３日間、神経症状や食欲不振などの問題点もなく血中のアンモニアの数値も改善が認められたため退院となりました♪

入院中には可愛いしぐさでスタッフを癒してくれたムサシ君。

みんなムサシ君のとりこになってしまいました(*^_^*)

次回再診時に会えるのを楽しみにしています♪

看護師    小原

みなさん、こんにちは(*^_^*)

2015年になり、はや1ヶ月が過ぎようとしていますね。

2015年度から、当院を含めた複数の動物病院が連携した「関西どうぶつの心臓病研究会」という研究会を発足いたしました。

進院長が代表となり、わんちゃんねこちゃんの心臓病についてみんなで意見交換しながら、それぞれの動物病院の医療レベルを発展させることや心臓病の集中治療チームを作ることを目的とした研究会です。

循環器疾患の診療に従事している獣医師の先生や看護師さんが集まり、セミナーや症例検討を行う会になっています。

先日は当院で発足会が行われました。

今回はおよそ10名の獣医師・看護師が参加しました。

今後も月1回の頻度で講師の先生を招いたセミナーや病気で困っている患者さん達の治療相談・検討会を行っていく予定です。

私たち動物看護師も、患者さんからの疑問・質問に答えられるよう積極的に本研究会に参加していくよう頑張ります。

おうちのわんちゃん・ねこちゃんの心臓病で何か心配なことがあれば、些細な事でもご相談ください(*^_^*)

看護師  小原

みなさん、こんにちわ♪

今週は大寒波でかなり冷え込みましたが、体調くずされていませんか？

当院のスタッフは、なんとか風邪もひかずに元気に過ごしております！！

今日は我が家の末っ子「うめちゃん」の近況をご報告致します(*^_^*)

現在８ヶ月齢、体重はなんと２．７ｋｇまで増えました！！

 (10月）

 （現在）

２ヶ月前までは細くてヒョロヒョロしていましたが、現在は顔も体つきもまるくなりました♪

というのも、ここ最近食欲が旺盛でごはんをあげてもあげても欲しがり、常に食べ物を探して

ゴミ箱をあさったりするようになり飼い主を困らせています(；一_一)

実はうめは「食道狭窄」という病気で、ドライフードなどの固くて粒の大きいものは食べれません（食べると狭窄部分でつまってしまい、胃まで入らず吐いてしまいます）。

ずっと柔らかいウェットフードを食べているのですが、そのせいか消化が早くお腹がすくようです。

我が家に来た当初は心配な時期もありましたが、現在はとってもやんちゃで元気いっぱいに過ごしてくれています☆

最近は寒くて我慢できず、眠るときは布団にもぐりこんできます。

こちらもとても温かくてありがたい限りです♪

 みなさんも風邪をひかないよう、温かくしてお過ごしくださいね♪

看護師  小原

最近本当に寒い日が続いてますね。　

動物たちも私達も含めて十分に身体には気をつけていきましょう。

大変ご無沙汰しておりますが、今回は進が担当させて頂きます。

ホームページにもお知らせしておりましたが、先週は週末休診とさせて頂き、

獣医師の集まる学会に参加してきました。皆さんには大変ご迷惑をおかけしました。

「学会参加して、先生達は何をしているんだろう？」と思われる方もいるかもしれません。

そこで今回は実際に私が参加している獣医学会を少しご紹介したいと思います。

学会名は「獣医麻酔外科・循環器合同学会」、今回は大阪上本町で開催されていました。

土曜・日曜の２日間で数百人の獣医師・動物看護師が集まり、

患者さんの治療法や珍しい病気の発表、教育講演（卒後教育）、

シンポジウムなど様々なプログラムが組まれており、

それに参加して勉強したり質疑応答などが行われています。

この学会は全国各地から先生方が集まりますので、

意見交換をするには非常に有意義な時間になります。

学会開催中には、同じ分野で活躍されている先生方とお互いに近況の報告をしたり、

困った症例の相談などをしながら翌日からの診療にできるだけ繋がるようにしています。

（実際には懇親会などで楽しくおしゃべりする時間もあります・・・(^_^;)）

今年の本学会では、私は座長、症例発表、シンポジウムの講演をさせていただき

非常に有意義な時間を過ごさせていただきました。

今後も積極的に参加しながら、皆さんにうまく還元できるようにしていきたいと思っています。

ご理解を頂けると嬉しいです。

次回からまた病気のシリーズに戻りましょう。　それではまた。