みなさん、こんにちは(*^_^*)
2月に入り、少しづつ寒さもやわらいできましたね。
春が待ち遠しい季節です。
本日ご紹介するのは、MIX猫の「ムサシくん」です♪
1才8ヶ月の男の子です♪
とっても人懐っこく、かわいらしいんです(>_<)
ムサシ君の病気は「門脈体循環シャント」という名前です。
門脈体循環シャントとは、肝臓に流入するはずの門脈血流が肝臓を迂回して全身循環に流れ込む血管奇形の病気です。
門脈は、消化管から吸収した栄養分や腸で発生した有害物質を肝臓に運ぶための血管です。
門脈血中には肝臓や全身に必要な栄養分や全身に悪影響(神経症状)を及ぼす有害物質(アンモニア)が非常に多く含まれています。
そのため発育不良や神経症状(食後のふらつき・元気がない)などがみられることがあります。
むさし君は血液検査で高アンモニアが認められ、他院にてCT検査を行った結果、この病気だったことがわかりました。
当院にてシャント血管を結紮する手術を行いました。
術後3日間は絶対安静にしなければなりません。
興奮すると痙攣発作などの神経症状が現れる場合があるためです。
しかしムサシ君はというと・・・
手術翌日からとっても元気!!(笑)
スタッフの姿を見かけるたびにかまってほしそうに鳴いていました♪
夜はごはんもしっかりと完食してくれ問題なく過ごしてくれました。
術後3日間、神経症状や食欲不振などの問題点もなく血中のアンモニアの数値も改善が認められたため退院となりました♪
入院中には可愛いしぐさでスタッフを癒してくれたムサシ君。
みんなムサシ君のとりこになってしまいました(*^_^*)
次回再診時に会えるのを楽しみにしています♪
看護師 小原