皆さまこんにちは。
7月の日曜日は臨時休診が多く、患者さんとご家族にはご不便をかけてしまいました。
臨時休診日に来院された方々、電話で問い合わせされた方々には大変ご迷惑をおかけしました。
今回は、7月の臨時休診日にしん動物病院が何をしていたかを少しご紹介したいと思います。
●7月の第2週●
この日は大阪のホテルニューオータニで行われていた学会に参加しておりました。
私が所属するJBVP主催のWJVF(West Japan Veterinary Forum)の実行委員として
会の運営のお手伝いから、獣医師対象の講演、動物看護師対象の講演、実習など忙しく仕事を
していました。当院からも動物看護師が参加して、熱心に勉学に励んでいました。
日本各地から多くの獣医師や動物看護師の皆さんが来阪され、非常に活気に満ち溢れていました。
これは動物看護師さんを対象としたプログラムで講演している写真です。
明日からの治療や患者さんのケアに役立つ内容満載でした、是非とも今後の診療に活かしていきたいところです。
●7月の第3週●
この日は当院で実践している心臓外科手術の日でした。
患者さんはチワワ 11歳齢、体重2.0kgの女の子です。
患者さんの抱えている病気は、僧帽弁(左心房と左心室を分けている弁)がうまく閉じない病気
”僧帽弁閉鎖不全症”であり、心不全→肺水腫(肺に水がたまり呼吸が苦しくなる)を経験しており
お薬での治療は限界の状況であるため、根治治療を希望されて手術を頑張ってもらうことになりました。
術後の患者さんの様子です、本当によく頑張ってくれました。
●7月の第4週●
この日も当院で実践している心臓外科手術の日でした。
患者さんはチワワ 8歳齢、体重2.4kgの女の子です。
手術前は頻繁に呼吸困難(肺水腫)を繰り返していました。
手術後の患者さんの様子です。呼吸もだいぶ楽そうですね。(^_^)v
本当によく頑張ってくれました。
2人とも無事に退院を迎え、これから1ヵ月、3ヵ月と慎重に術後の検診をしていく予定です。
手術を乗り越えて家族の元に元気で帰れることは本当に嬉しいことですね。
さて日曜日とは関係ないですが、
7月に先天性心疾患で手術を受けた患者さんも紹介しておきます。
患者さんはマルチーズ、3ヵ月齢 体重は900g(!) です。
動脈管開存症という生まれつきの心臓病を抱えていましたが、開胸手術を無事に乗り越え
病気を克服することができました。小さいながらも本当によく頑張りました。
また機会を見てご紹介していきたいと思います。
皆さまにはご不便をお掛けしておりますが、ご理解いただければありがたいです。
まだまだこれから夏本番なので、暑さや体調の変化にはくれぐれもご注意ください。
それではまたお会いしましょう。
進